アンバランスと向き合う

HSPな私がやりたいこと、気づいたことを書き残すブログ

汚部屋に住まう

部屋が汚い。
一人暮らしを始めたときからずっと。

気になったら片付けたり掃除はするけれど毎日はやらないし、
自分なりに片付けられない理由を考えてみた。

実家にいたときは自分だけの部屋というものはなく、
一部屋を姉と共有して使っていた。
姉妹の二段ベッドがあり、他に服や荷物を置いていた。

いつも過ごすのはリビングだった。
テレビを見たり家族が集まる場所で、
自分だけの部屋がないことに不満や疑問も持たない生活だった。

学校では掃除の時間があって、
何時から何時までは掃除の時間で、
どこの班がどこを掃除するかまできっちり決められていたから、そのとおりにできた。
その時間になるとみんな同じように掃除をするから、そういうもんだと思って自分もできたし、
内気で真面目だったからちゃんとやってたと思う。

家では掃除の時間はなく、自分だけのスペースみたいなものが明確にはなかったから、
片付ける範囲とか何のためにやるのかとか、よくわかっていなかったと思う。
教科書を整理したり、お手伝いレベルで掃除機をかけたりはしてたけど、
家で定期的に掃除や片付けをするという考えに至らなかった。
末っ子で甘やかされてたのもあるかもしれない。

そのまま成長し一人暮らしを始めて、
自分しかいない部屋で
自分しか使わないものばかりで
散らかすのも自分だし片付けるのも自分だけ。
全部自分でやらなきゃいけないんだって気づいた。

片付けだけじゃなくて料理とか手続きとか買い物とかゴミ出しとか、
生活に関わること全て。

「片付ける」という習慣が身についてなかったんだなって気づいた。

一人暮らしだから誰も見てない口出さない自由さはあるけれど、
元気なときも体調が悪いときも、自分の責任で行動しなきゃいけない。

自由な暮らし、と思っていたけど、
片付けないことで自分で不自由を作っていた。

自由という範囲の中には不自由も含まれているんだと思った。


そのまま一人暮らしを続けて、10年以上経つ。
10年続けた片付けない習慣は、なかなか抜け出せない。

ときどき、びっくりするくらい綺麗に片付け掃除をする場面もあった。
それが続けばいいのに。
綺麗じゃなくても暮らしていけるが、綺麗なほうが絶対良い。


数か月先だが、引越しを考えているので、さすがに整理していかないといけない。
せっかくの片付けるチャンス。
少しだけだが、いらない服や家具を処分した。

きっと、もっと、自分では管理できないくらいの物を持っている。
10年続けてきた習慣は、10年かけて直していこう。